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まず、持ち株会社とは、複数の企業の株式を保有し、これらの企業の中核となり、経営を統括する企業を言います。

俗にいう『親会社・子会社』とは異なり、中核企業そのものは事業活動をせず、統括と管理のみです。戦前の財閥にあたる存在です。戦後は独占禁止法で持ち株会社の設立を禁止していました。しかし、世界競争の激化につれて日本もそれに立ち向かうためにも、幾つかの例外を除いて解禁となったわけです。(1997.5)

持ち株会社のメリットとして、事業母体と経営母体が別組織の為、他業務での失敗が決裁システムに影響を与えにくので、銀行決裁の業務に対するリスクの回避ができる。また、1つの持ち株会社の傘下に集結しておけば、互いの不得意分野を補完できる、すなわち競争力の向上などがあります。

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